一生 course of life 2005 2 6
人間に一生があるように、国家にも一生があります。
農業国家→教育国家→生産国家→消費国家→金融国家→観光国家。
「世界最速で進む少子化」と「世界最速で進む高齢化」を考えれば、
もはや、日本は、生産国家とは言えないかもしれない。
しかも、今、政府は、郵政改革に夢中になっています。
郵政改革とは、金融システムの改革でもあります。
つまり、政府は、金融国家の先取りをしているのでしょうか。
さらに、政府は、日本を観光立国にするとも言っています。
これも、先取りでしょうか。
郵政改革も観光立国も大事なことですが、
他に、もっと重要なことがあるでしょう。
急速に進む少子化を止めなければ、日本の老化は早いと思います。
学力の低下を食い止めなければ、生産国家を維持できないでしょう。
そもそも、日本に資源はありません。
日本にある資源とは、人的資源だけです。
今の状況では、日本は、金融国家にさしかかっていると思います。
そして、バブル経済の時代が、消費国家だったと思います。